便秘と美容

2018.02.21

内側も外側も美しく!キレイになるための「便活術」

いくら外側をキレイに彩っても、内側がキレイでなければ意味がありません。

内側がキレイでなければ……つまり健康でなければ、肌質や髪質など美容にも影響が出てしまいます。

外見だけでなく体の中からキレイになるには、「便活」が重要といわれています。
そこで今回は、体の中からキレイになる便活術についてご紹介します。

 

■外見だけでなく、体の中も……

「便秘は体によくない」ということは多くの方がご存知かと思います。

便が出ないということは、排出されるべき老廃物が体の中に留まっているということ。
老廃物を体の中に留めたままの状態が続くと、体にさまざまな症状が現れるようになります。

たとえば、悪玉菌の増加です。
腸内に便が溜まったままだと、腸内の悪玉菌がどんどん増えてしまいます。
悪玉菌の増加は腸内環境を悪くしてしまうことにもつながり、自律神経の働きを乱してしまうことにもつながります。

自律神経が乱れるとイライラや不快感だけでなく、疲労感や気だるさを強く感じるようにもなってしまうのです。

また、便秘は血行不良も引き起こします。
腸に便が溜まったままだと骨盤内の血流が悪くなり、結果的に全身の血流も悪くなります。
血行不良は肩こりや腰痛の原因になるだけでなく、新陳代謝の低下も招き、吹き出物や肌荒れにもつながるのです。

このように腸内環境が悪ければ、外見にも悪影響が出てしまいます。
見た目もキレイになるためには、体の中からキレイになる必要があるのです。

 

■便活ってなに?便活が体に与えるメリット

体の中からキレイになるには、腸内環境を整えることが重要です。
それには、便活が最も効果的といえます。
便活とは、便秘を予防・改善するために腸内環境を整える活動のこと。
腸内環境を正常に保ち「快腸」を心がけることで、便秘になりにくい生活を送ることができます。

便活で便秘を解消できると、体にはさまざまなうれしい効果がもたらされます。
たとえば、ダイエット効果。

便活により腸内環境が改善され血行が促進されると、新陳代謝も活発となり、痩せやすい体を作り上げることができるのです。

また、血行が促進されると、多くの女性を悩ませる冷え性も改善できます。
手足の冷えがなくなれば、体だけでなく心のリフレッシュにもつながるでしょう。

他にも、血行促進は肩こりや腰痛の改善であったり、免疫力をアップさせたりすることにもつながります。
免疫力アップは体を健康に保つだけでなく、肌のバリア機能をアップさせ肌トラブルの予防にもなるのです。

 

■便活で体質改善!具体的な方法とは

便活を続けると、便秘の改善だけでなく体質改善にもつながります。
そんな体の内側からキレイになる便活の方法は、以下の通りです。

 

・目覚めに温かい飲物を

朝は、最も便意を感じやすい時間帯といわれています。
そんな起床時に何か飲物を飲むと、腸が刺激されより活発に動くようになるのです。
ただし、冷たい飲物はNG。
体を冷やしてしまいお通じの妨げにもなってしまうため、白湯(さゆ)やお茶、味噌汁など温かい飲物を飲むようにしましょう。

 

・便秘解消に効く食べ物を積極的に摂取

便秘解消に食物繊維は欠かせません。
ただし、食物繊維には「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2種類があり、それぞれバランスよく摂取することが大切です。
そのバランスとは、主に2:1の割合。
ごぼうやブロッコリー、イモ類などに含まれる不溶性食物繊維を海藻類やきのこ類などに含まれる水溶性食物繊維よりも多めに摂取するよう心がけましょう。

また、腸内環境を整える乳酸菌や発酵食品を摂取することも大切です。
ヨーグルトや酵素ドリンク、キムチなども積極的に食事に取り入れましょう。

 

肌荒れや吹き出物、肩こりやお腹の張りなどに悩みを抱えている方は、便活をすることでそれら全てが解決できるかもしれません。
便秘が解消できるだけでなく体質改善にもつながる便活をして、外見だけでなく体の中からキレイを目指しましょう。