便秘解消・予防

2017.05.22

飲めばいいってもんじゃない!便秘解消に効く水分補給は、ノンカフェインが鉄則!

便秘解消には、水分補給が効果的だとされています。そのため、水はもちろんコーヒーやジュースなども積極的に飲む方が多くいます。しかし、「飲み物なら何でも便秘解消効果がある!」というわけではありません。

そこで今回は、便秘解消に効果のある飲み物とNGな飲み物、また良い飲み方についてご紹介します。

 

■利尿作用が高いコーヒーの飲みすぎは注意

仕事の合間や食事の後など、ホッと一息つくときに飲みたくなる「コーヒー」。カフェインが豊富に含まれているコーヒーには、眠気やストレスの解消に効果があるため習慣的に飲んでいる方はたくさんいます。

コーヒーは確かに水分ですが、飲みすぎてしまうとカフェインの利尿作用により脱水症状を引き起こしてしまう可能性があります。便秘解消効果を狙って水分を摂っているのに、脱水症状を起こしては本末転倒。その摂取量には十分注意をしましょう。

また、カフェインの摂り過ぎは「カフェイン中毒」を引き起こすことも。カフェイン中毒になると、過度な利尿や神経過敏、不眠などの諸症状が引き起こされます。カフェインの摂り過ぎで脱水症状やカフェイン中毒を引き起こさないためにも、コーヒーの飲み過ぎには注意しましょう。

 

■糖分が豊富なジュースでの水分補給は△

便秘解消のためにジュースで水分を補給する方は少なくありません。しかしコーヒーと同様、ジュースの摂り過ぎも健康被害を引き起こす可能性があります。

ジュースには、糖分が豊富に含まれています。毎日のようにジュースを何本も飲んでしまうと、糖尿病にかかってしまう場合があります。これは野菜ジュースにも同じことがいえます。一見、健康によさそうな野菜ジュースでも、市販の野菜ジュースには糖分や塩分が多く含まれています。もちろん、炭酸飲料などの清涼飲料水に比べると体に良い成分も多く含まれていますが、多くても1日1本を目安に飲むようにしましょう。

 

■便秘解消には、やっぱりノンカフェイン!

便秘を解消するために積極的に水分を補給するのであれば、「コーヒー」や「ジュース」などではなく、水や麦茶などを積極的に飲むようにしましょう。また、水や麦茶は冷やしたものではなく「常温」で飲むことが大切です。冷やしたものを飲むとお腹を冷やしてしまい、腸のぜん動運動を低下させる可能性があります。

 

カフェイン・糖分・温度に注意をして、水分を少しずつ飲むようにしましょう。