便秘と美容
2017.11.27
肌荒れや停滞期の原因にも…「ダイエット便秘」に要注意
「最近洋服がきつくなってきた……」「久しぶりに会った友だちから『少しポッチャリした?』と言われた……」
そんなことがキッカケでダイエットをした経験、あなたも一度はあるのでは?
知らず知らずのうちにゆっくりと体重が増えたのに、減らそうとするときは「1ヶ月で5キロ痩せたい!」などとつい急いでしまう方はたくさんいます。
でも、過度なダイエットは、便秘の原因になりかねません。
せっかく痩せることができても、便秘のせいで肌荒れしてしまったり、かえって痩せにくい身体になったりすることも。
ダイエットによって便秘になる理由と、ダイエット中でも便秘を防ぐ方法をご紹介します。
■なぜダイエットが便秘を招くの?
ダイエットにはさまざまな方法がありますが、定番はやはり食事制限ですよね。
食事を抜いたり、量を減らしたり、リンゴなどのカロリーの少ない食材だけを食べたり。乱れた食習慣を見直すことはとても良いことですが、過度な食事制限は便秘の原因となります。
食事の量を極端に減らすと、体内の新陳代謝が滞り、胃の動きも弱くなってしまいます。
それにより消化不良となると「大蠕動(だいぜんどう)」と呼ばれる大腸の収縮運動がダイエット前以上に活発に行われないと、肛門に消化物を送り込むことができなくなってしまうのです。
特に、男性に比べて女性の方がもともと大蠕動の活動が活発ではないため、より便秘になりやすいんです。
また、ダイエット中に油モノを控える人は多いですが、脂肪は便を軟らかく滑らかにする、快適なお通じのためには大切な存在です。
極端に脂肪を制限すると、腸壁や便に潤いがなくなり、排便しづらくなってしまいます。
また、最近では「糖質オフ」という言葉も流行り、炭水化物を控えることがダイエット成功への近道と考える人もいますが、これもやり過ぎは禁物。炭水化物制限が原因で食物繊維が不足すると、その結果として便がスムーズに運ばれなくなってしまいます。さらにそれだけではなく、腸内の善玉菌が減少して腸内環境も悪くなってしまうのです。
■ダイエット中でも便秘を防ぐには?
ダイエットをしながら便秘を予防するために大切なのは、食事制限をしつつも、お通じを助ける食材はしっかりと取り入れるということです。
まず、良質な脂質をとるうえで重宝するのが、オリーブオイルです。
便に潤いを与えるだけでなく、オリーブオイルに含まれるオレイン酸は満腹中枢を刺激する効果があるので、ダイエットにも効果的。
サラダにかけて食事の最初に摂取することで、食べ過ぎを防ぐことができます。
さらに、オレイン酸には体脂肪を分解する効果もあり、食後に運動をすれば脂肪燃焼にも一役買います。
そして、食物繊維や乳酸菌を含む食品を取り入れることも大切です。
野菜やきのこ、こんにゃく、海藻などがすすめの食材。
低カロリーでありながら、腸の中で善玉菌を増やし、腸内環境を健康な状態にしてくれます。
また、食物繊維が満腹中枢を刺激してくれるので、食べ過ぎも抑えられるでしょう。
玄米などの精白していない穀類や、いも、豆類も食物繊維が豊富な食材ですが、こちらは、低カロリー食品ではないので、食べ過ぎには要注意。
適量を毎食取り入れるのが良いでしょう。
そしてもう一つ、ダイエットにも便秘予防にも大切なのが、なんと言っても適度な運動です。
ウォーキングやストレッチ、サイクリング、水泳など、身体に負荷をかけ過ぎない運動は、カロリー消費でダイエット効果を発揮しながら、身体の新陳代謝を高めることで腸の動きも活発になり、便秘予防にもつながります。
もしもダイエットで便秘気味になってしまったら、一度ダイエットをお休みしてリリーシェハーブ便秘薬のような身体に負担をかけない便秘薬で、体調を元に戻すのもおすすめですよ。