便秘がなかなか解消されない…そんなあなたは「むくみ腸」かも？

「いろいろな便秘解消法を試しているのに、なかなか便秘が解消されない……」この悩みに当てはまる方は、もしかすると便秘解消を妨げる「むくみ腸」になっているのかもしれません。今回は、このキャッチーな単語「むくみ腸」についてご紹介します。

■むくみ腸って？これが当てはまったらあなたもむくみ腸かも。

以下の症状がひとつでも当てはまれば、むくみ腸の可能性があるといえます。

・3日以上便通のない状態が1ヶ月間に数回ある

・5年以上、下剤を服用している

・常にお腹が張っているような感覚がある

・お腹の中が硬いと感じる

・便が出ても、すっきりしない残便感がある

■むくみ腸が便秘の解消を妨げていた!?

むくみ腸になると大腸が炎症を起こして腫れ上がり、本来の腸機能を低下させてしまうことがあります。そうなると健やかな便通が妨げられて、慢性的な便秘になってしまいます。

またむくみ腸は、糖や脂質の分解障害を引き起こすこともあります。そうなるとエネルギーがうまく消費されず、肥満になってしまう可能性もあります。さらに、むくみ腸を放置すると免疫力が低下し、風邪や感染症にかかるリスクも高まります。

■腹筋を鍛えてむくみ腸改善を目指そう！

むくみ腸の改善方法は、一般的に知られている便秘の解消方法とよく似ています。便秘解消法のひとつに「お腹周りの筋力アップ」がありますが、むくみ腸もお腹周りの筋肉を鍛えることで改善できます。腹筋を鍛え腹圧が高まると、血流がよくなります。血流がよくなると、腸の代謝も促されてむくみ改善につながります。また、むくみ腸の改善には腸内環境を整える乳酸菌や、腸内運動を活発にする食物繊維を積極的に摂取することも大切です。毎日の食生活の中で、乳酸菌や食物繊維を積極的に摂取しましょう。

腸機能を低下させてしまうむくみ腸は、放っておくと身体に様々な悪影響をもたらします。日常生活に腹筋を取り入れたり、食生活を改善したりすることでむくみ腸は改善できますが、専門機関で治療を受けることでも効果的にむくみ腸を改善することができます。自分に合った改善方法でむくみ腸を改善し、便秘を解消させましょう。